ナイロンナット-適切な用途

技術革新が進む今日ではナットの形状や材質ばかりではなく、耐震性や耐熱性など様々な条件が求められています。ナイロンナットはその高い耐環性と安全性で多様化するユーザーニーズにお応えします。

航空機で使用
航空機では座席や車輪部分にナイロンナットが数多く使用されています。振動の多い部分でも緩みが発生しないため、安全な航行に貢献しています。

高速道路遮音壁で使用
高速道路遮音壁は、クリップ付ナイロンナットが使用されています。手の届かない箇所のナット締めが可能なので、作業の効率化にも役立っています。

ボートで使用
クルーザーなどプレジャーボートでは、エンジン部にナイロンナットが使用されています。緩みが少なく防錆効果も発揮しています。

更新:2014年04月01日

ナイロンナット-試験結果

NS式高速ネジ緩み試験機による振動試験結果
緩み止めナットとして定評のあるナイロンナットを公的試験機関であるJQA(財団法人 日本品質保証機構)で振動試験(米国航空宇宙規格振動試験)を行いました。

試験品目:
  • ロックファスナー社製 SUS304ナイロンナット M6~M12
  • F社製 SUS304ワッシャ-入緩止ナット M6~M12
  • 市販品 SUS304六角ナット+スプリングワッシャー M6~M12
試験日時:1998年8月27日
試験場所:JQA(財団法人 日本品質保証機構 関西試験センター)



《まとめ》
JQAによる比較振動試験で、M10とM12についてはグラフ上では1000秒までと表示しておりますが、実際の試験では900秒=15分が最大試験時間であり、M10とM12は試験時間中には、緩みが発生致しませんでした。

試験結果より両者の緩み比較においてはナイロンナットが緩みにくく、はるかに性能的に優位であることがわかります。また、5000回転以上継続した際、ワッシャ-入緩止ナットは金属と金属との摩耗により著しく相手ボルトを痛めますが、ナイロンナットは全くその不安がないことも同時に判明しました。

更新:2014年04月01日

ナイロンナット-ナイロンナットの構造と特性

ロックファスナー社製ナイロンナットはナット本体である金属と、緩み止め機構となるナイロンリング(66ナイロン)の組み合わせから成っております。

66ナイロンは高度な剛性、耐熱性、耐摩耗性を備え、かつ、弾性に優れた性能を持っています。66ナイロンは海水などの金属にとって過酷な条件下でも、金属のように腐食することはなくその性能を持続いたします。



緩み止め効果

ナイロンリングの内径は、ナットのネジの有効径と同じ寸法になるように標準設計されておりますので、ボルトの雄ネジとの嵌合によってナイロンリングに密着な雄ネジが形成され、その部分に嵌合摩擦が発生します。この摩擦がトルクとなって各方向から加わる回転振動、直線振動、衝撃などに対して、ナットの緩みを防止します。

反復使用

繰り返し使用してもトルクの低下が少なく再使用できます。(例:M12で約15回)

相手ボルトを傷つけない

緩み止め機構部がナイロンであるため、締め付けトルクが安定しており、他の金属製の戻り止めナットのように相手ボルトを傷つけません。

微調整が可能

ボルトの中間位置でも完全ロックしますので、締め付けの微調整に有利です。

トータルアッセンブリーコストの低減

ダブルナットやキャッスルナット、特殊ワッシャー等の必要がなく、作業工程、部品管理工程の低減に役立ちます。

使用温度範囲

-40℃から120℃の間で連続使用できます。
ナイロンナットの締付け時は常温にて締付けをお願いいたします。

豊富なサイズと表面処理

サイズ: M1.2~M64
材質: SS41・S45C・SCM435・SUS303・SUS304・SUS316・SUS316L・SUS630・チタン・アルミ・真鍮(BRASS) (上記の内、一部の材質は受注生産となります)
表面処理: ユニクロ、クロメート、グリーンクロメート、クロームメッキ、ダクロ処理、ラスパートコーティグ、パーカーライジング (ドブメッキ付きボルト用のSUS304オーバータップもご用意しております)

更新:2014年04月01日

製品紹介